今年(2014)のふたつめのレシピは、スペアリブをつかいます。
日本では、スペアリブ料理をフランス料理と考えている人が多いようですが、メキシコでは国中で豚のスペアリブを食べており、どこのスーパーや肉屋にもならんでいます。
豚肉やイノシシ肉のスペアリブの料理はマヤ時代からありました。今もマヤ民族の人々はこうした料理を食べています。
それぞれの州にさまざまな料理がありますが、今回は、ユカタン州のレシピを紹介します。
メキシコでは、オリーブオイルや米、チリソース、フリホーレス、ワインソース、クリームとバターのソース、トマトソース、アボガドのソースなどで調理したり、醤油やウスターソースやパインなどと単純に炒めたり、オーブンで焼いたり、燻製にしたりもします。
私が大学生のころ、スペアリブを食べにレストランによく行きました。家でも、うまく料理できたときは、驚くほどおいしいかったのを覚えています。【そんりさvol.148(2014.9)】
材料(4人分)
・肉がたっぷりついたスペアリブ 8個
・トマト 大2個
・タマネギ 中1/2
・ニンジン 中1本
・コーンチップス
・キャベツの細切り 1カップ分以上
・ハラペーニョソース(タバスコでも可) 大さじ1
・塩・コショウ
作り方
①スペアリブを鍋に入れて、肉が隠れるまで水を加える。ハラペーニョソース(大さじ1)を加え、15分ほどやわらかくなるまで煮る。(ハラペーニョは肉をやわらかくする効果がある)
②トマトと玉ねぎを細かく刻む。キャベツは3,4センチの長さに千切り。
③ニンジンは、3,4センチの長さに細切り。
④スペアリブを煮込んだら、トマトとタマネギ、ニンジンとキャベツを加える。塩コショウで味を調える。よく混ぜて蓋をして、さらに15分、弱火で煮込む。材料に火が通り、スープがとろみがでてきたら、火を止める。
⑤スペアリブとスープを深い皿によそって、それぞれの皿に、コーンチップスを4枚ほど砕いてトッピング。
つくってみたら
スペアリブをやわらかくするため、圧力鍋で10分間圧力をかけました。からさが苦手なら、ハラペーニョはいれなくても大丈夫です。メキシコ風の、想像以上においしいスープになりました。
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