ミゲル先生のメキシコ食巡り カボチャとチーズのラザニアLasaña de Calabaza con Queso

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 みなさんこんにちは。2017年最初のレシピはカボチャを使った料理です。
 メキシコでのカボチャの存在感は、トウモロコシやチョコレート、トマトに似ています。数千年前から栽培され、もっとも古いものは1万年前にもさかのぼります。 
 カボチャを含有する粘土層や石、木製品、農耕遺跡が各地で発見されており、それらは、8000年から4000年前というはるか昔のものです。北中米で最古の文明とされるオルメカの人々は、カボチャを火で焼いて食べていました。やわらかくて甘い味です。
 ユカタン半島のマヤ人は数千年前から、赤砂糖(黒砂糖)で味つけした「蜜カボチャ」やカボチャの花のスープなどをつくっています。
 世界で現在栽培されている多くのカボチャの原産地はメキシコです。 カボチャは今や全世界で栽培され、それぞれの地域の土地や気温、大気などの条件に適応しています。
 でもメキシコには、日本のスーパーに売っている種類のカボチャだけでなく、実にさまざまな特徴を持った品種があります。たとえばユカタンには、メキシコの他の地域にもない、甘くてやわらかくて、生で食べられるものもあります。
 私が 子どものころ、家では数え切れないほどのカボチャ料理やデザートをつくっていました。もちろん種子や花も、スープやデザートに活用していました。【そんりさvol.159(2017.2)】


材料(4人分)
・カボチャ 中1個か、大1/2個
・ピザ用のチーズ 75g
・豚挽肉 100g
・タマネギ細切り 中1/2個
・塩 4つまみ
・水1/2カップ
 
作り方
①カボチャの種を取り除いて3センチほどに切って、やわらかくなるまで下ゆで(電子レンジ700ワットなら4〜5分)。ボウルに入れてつぶす。
②タマネギは薄切り。
③フライパンに挽肉を入れ、中火で色が変わるまで火を通す。
④タマネギと水、塩を加えて混ぜる。水がなくなったら火を止める。
⑤カボチャと④を混ぜる、耐熱容器(透明なガラスか磁器)に入れ、チーズを上にのせてから、オーブンで焼く。チーズが溶けたらできあがり。

つくってみたら

簡単でおいしい。ひき肉と玉ねぎを倍に増やしてもよいかも。

「ミゲル先生のメキシコ食巡り」は「そんりさ vol.113」(2008.6)から連載しています。
 過去のソンリサの一部はPDFで購読できます。
 https://recom.r-lab.info/sonrisa/#1

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